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定期?任意?予防接種の必要な感染症まとめ&ミニテストで覚える!

この記事は約17分で読めます。

定期?任意?予防接種の必要な感染症まとめ

複雑で覚えにくい「予防接種」。

ですが、保育士試験「子どもの保健」で1問程度毎回出題されています。

出題傾向分析からアプローチし、覚えやすいようにミニテストにしてみました。

うぱみ
うぱみ

実際の出題は「○×問題」で出題されることが多いのですが、ミニテストは選択問題や記述問題をまぜこぜにし、飽きないように工夫してあります。

しっかり対策をして、確実に「5点」をとりましょう!

予防接種の意義

ワクチンとは、病原体や細菌が出す毒素の病原性や毒性を弱めたものです。

ワクチンを接種することによって、体がその病気と闘う練習をすることができるので、次にその病原体が体の中に入ってきたときに、体を守ることができます。

宗教上の理由や、「自然派」の家庭など、「予防接種は受けさせない!」という人もいるようです。

また「麻疹(はしか)」や「水痘(水ぼうそう)」など、自然にかかった方が強い免疫(終生免疫)ができるので、予防接種は受けずに、自然にかかるのを待つ、という考えの人もいます。

確かに、自然にかかった方が強い免疫を得られるのかもしれませんが、自然にかかった場合、まれに重篤な合併症(脳炎や肺炎など)を起こすリスクがあります。

うぱみ
うぱみ

予防接種を受けていれば、感染症にかかるリスク重症化するリスク周りの感染症に弱い子どもたちにうつして重症化させてしまうリスクを大きく下げることができます。

定期接種と任意接種

予防接種には「定期接種」と「任意接種」があります。

定期接種のワクチン

乳幼児が受ける予防接種のほとんどは「定期接種」と呼ばれるものです。

「定期接種」であって、「義務接種」ではないのですよ!

強制はできないです。

うぱみ
うぱみ

定期接種」は、決められた期間であれば、無料で受けられるから受けに来て!(努力義務)という感じでしょうか。

任意接種のワクチン

「定期接種」とは別に「任意接種」もあります。

「予防接種法」で規定されてはいないので、費用は原則個人負担です。

ロタとかすっごく高くて、びっくりしますね(゜o゜)2回と3回のがありますが、どちらも合計で3万円ぐらいしました。→ロタワクチンは、2020年10月より定期接種になりました。

うぱみ
うぱみ

任意接種のワクチンは、効果や安全性など十分なデータがそろっていないので今は「任意」となっていますが、その重要性は「定期接種のワクチンと全く同じ」とされています。

定期接種と任意接種のワクチン一覧

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールに含まれるワクチン

定期接種(予防接種法) 任意接種
  • インフルエンザ菌B型(Hib)
  • 肺炎球菌
  • B型肝炎
  • 5種混合
  • 2種混合
  • BCG
  • 麻疹・風疹(MR)
  • 水痘
  • 日本脳炎
  • ロタウイルス
  • 子宮頸がん(ヒトパピローマ)
  • おたふくかぜ
  • インフルエンザ

※2020年10月より、ロタウイルスが定期接種となりました。

※2024年2月以降に生まれた乳児は、4種混合に加えHibワクチンを加えた「5種混合ワクチン」が定期接種です。

平成28年度後期試験 子どもの保健 問 19

  • 予防接種とは、病原体やその産物を処理し、人体には害を与えないようにしながら免疫力を付与しようとするものである。→
  • 予防接種として実際に用いるものをワクチンという。→
  • わが国では予防接種の制度上、定期接種をするものと任意接種であるものに分けられる。→
  • 乳幼児において、「予防接種法」で定められた予防接種は、義務接種である。→×

生ワクチンと不活化ワクチン

接種生ワクチンと別の生ワクチンの場合は中27日(4週間)あけます。

※期間を開けるのは、生ワクチン同士の時だけ!

定期接種(予防接種法) 任意接種
不活化
  • インフルエンザ菌B型(Hib)
  • 肺炎球菌
  • B型肝炎
  • 4種混合
  • 2種混合
  • 5種混合
  • 日本脳炎
  • ヒトパピローマ
・インフルエンザ
・BCG
・麻疹・風疹(MR)
水痘
・ロタウイルス
おたふくかぜ
  • 不活化ワクチン
    →ウイルスや細菌の屍たち。ほとんどのワクチンはこれ。
  • 生ワクチン
    →ウイルスや細菌の毒性を弱めたがまだ生きている。妊娠中は打つことができない。

生ワクチンと不活化ワクチンについてもよく出題されるので、しっかり理解しておきましょう♪

平成28年度後期試験 子どもの保健 問 19
ワクチンには、病原体を弱毒化して、体内で増殖はするものの発症はさせない生ワクチンがある。→

R5後期 子どもの保健 問9

次のうち、生ワクチンに関する記述として、適切なものの組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 生ワクチンの接種回数は、すべて1回に限られる。 →×
  2. 液性免疫と細胞性免疫の両方が期待できる。 →
  3. 注射生ワクチンを接種した日から次の注射生ワクチン接種を行うまでの間隔は、27 日以上あける。 →
  4. 副反応は数人に一人の割合で起こるものから、きわめてまれなものまで、様々である。 →
  5. 妊婦に対しても接種することができる。 →×

麻疹・風疹は、妊娠中にかかると赤ちゃんに障害が残る可能性があります。しかし「生ワクチン」のため、妊娠中は打つことができません。妊娠前に抗体検査をし、必要があればMRワクチンの予防接種を受けたり、配偶者や家族に予防接種を受けてもらって予防することになります。

同時接種

予防接種は、「同時接種」も可能です!

というか、「同時接種」をしなければ、このハードな予防接種スケジュールをこなすことはできません。

生後 2か月 3か月 4か月 5か月 6か月 7か月 8か月
5種混合
肺炎球菌
B型肝炎
BCG(※生ワクチン)
ロタ(※生ワクチン)

同時接種ができなければ、毎週病院行って注射打たなきゃならなくなっちゃいますからね(・_・;)不活化ワクチンは1週間あけて、生ワクチンは4週間あけて・・・「同時接種なし」でスケジュールを組むのは不可能です。

さらに赤ちゃんはいつでも体調万全ではない( ;∀;)!予定通りにはいかない!!

同時接種をすることによって、より多くの病気の免疫を付ける準備を早くから始めることができる、予防接種の受け忘れを防ぐこともできる、といったメリットがあります。

うぱみ
うぱみ

同時接種の歴史は日本では浅いですが、海外では主流です。何本も注射を打っても副反応が増えたり、効果が強くなったり弱くなったり、ということはなく、一度に受ける予防接種の数に上限は無いのだそうです。

ただし、何本も注射を打つのはかわいそうだからと言って、1つのシリンジ(注射器)に複数のワクチンを混ぜるのは×!

複数の予防接種を同時(同日)にする場合、注射する部位を変えて打ちます。右腕と左腕と、右腿と左腿と・・・といった感じです。「右腕に二本注射する」といった場合、2.5㎝以上離して注射します。

生ワクチンと不活化ワクチンの同時接種も可能です(医師と相談の上)。

平成30年度前期試験 子どもの保健 問 19
医師が特に必要と認めた場合は、複数のワクチンを同時に接種することが可能である。 →

ミニテスト

過去4年間の関連する過去問を中心としたミニテストです。
※法律が変更された部分は、回答を改正後のものに直しています。

うまく表示されない方はこちら(別ウィンドウで開く)

四種混合とMRワクチン

ワクチン問題で覚えにくいのは、それぞれのワクチンの特徴や接種時期がそれぞれ違うから、というのもあると思います。

定期接種のワクチンの中で、特に出題が多いのは5種混合ワクチンMRワクチンです。

まずはこの2つのワクチンから攻略していきましょう♪

5種混合ワクチン

2024年4月から、「5種混合」ワクチンの接種が始まりました

「5種混合」ワクチンは、ジフテリア・破傷風・百日咳・ポリオ・ヒブ(インフルエンザ菌B型)の5種を混合した不活化ワクチンです。生後3か月からスタートします。

この5つは、重症化すると体が麻痺したり、死亡したりすることのある特に怖い病気です。

※ジフテリアとポリオは、現在日本ではほとんど感染が見られません。

5種混合
DPT-IPV-Hib
4種混合
DTP-IPV
3種混合
DTP
2種混合
DT
ジフテリア(D) Diphtheria
破傷風(T) Tetanus
百日咳(P) Pertussis
ポリオ(IPV) Inactivation Polio Vaccine
ヒブ(Hib) Haemophilus influenza type B

3種混合ワクチンとは?

「3種混合(DTP)」は以前行われていたジフテリア・破傷風・百日咳のワクチンです。

2014年に4種混合ワクチンが定期接種になったため、三種混合は生産が中止されていましたが、2018年に生産が再開されました。

2種混合ワクチンとは?

「2種混合(DT)」はジフテリア・破傷風のワクチンで、11歳の定期接種になっています。実際には、小学校高学年くらいで「百日咳」の免疫が下がり百日咳にかかりやすくなるので、「2種混合」の代わりに「三種混合」を打つことが奨められています。ただし、「3種混合」を接種する場合「任意接種」なので実費負担になります。

4種混合ワクチンの過去問

平成27年度本試験 子どもの保健 問 17

4種混合ワクチンとは、破傷風、百日咳、ポリオ、B型肝炎である。→×

→「B型肝炎」ではなくジフテリア

平成28年度前期試験 子どもの保健 問19

四種混合ワクチンは、ジフテリア・百日咳・ポリオ・破傷風の生ワクチンである。→×

不活化ワクチンです。

平成30年度前期試験 子どもの保健 問1

4種混合ワクチン(DPT-IPV)は、生後6か月以降に初回接種をする。 →×

→初回接種は生後3か月です。

うぱみ
うぱみ

※2024年4月からは、「5種混合ワクチン」が始まったので、今後は「4種混合」よりも「5種混合ワクチン」の出題が多くなります。

もう少し、それぞれの病気について、詳しく見てみましょう。

ジフテリア(Diphtheria)

感染すると呼吸がしにくくなって、死亡することもあります(感染者の1割)。
ワクチンの接種が始まるまでは年間8万人以上の感染者がありました。ワクチンのおかげでここ20年、国内での感染は無いです。ワクチンの効果ってすごいですね!

破傷風(Tetanus)

破傷風の菌はの中にいます。傷口から感染します。手に傷のある子が土遊びをしたり、土遊びの好きな子が引っ掻いた傷から感染したり。
感染すると、全身の筋肉がこわばって、体が動かなくなったり、呼吸ができなくなって死亡することがあります(感染者の3割)。
感染者は高齢者を中心に、年間100人前後。
ワクチンでしか免疫を作ることができないので、ワクチンの接種が重要です。

百日咳(Pertussis)

赤ちゃんに多い病気で、今でも毎年3000人ぐらいが感染しているそうです。
特に生後3か月未満の赤ちゃんでは、息ができなくなって死亡することがあります。

ポリオ(Inactivation Polio Vaccine)

「Inactivation」は「不活化」の意味。ポリオワクチンには、不活化ポリオワクチン(IPV)と、経口生ポリオワクチン(OPV)があります。
「Vaccine」は「ウイルス」の意味です。

日本では昔は経口生ポリオワクチン(OPV)が使用されていましたが、2012年9月から不活化ポリオワクチン(IPV)になりました。(OPVは安価で、注射の技術がいらないため、途上国でのポリオ根絶に使われています。)

ポリオは症状の軽い人なら風邪程度で終わりますが、重症化すると全身のマヒを起こすため「小児まひ」と呼ばれていました。ワクチンの接種により、国内での感染はおさえられていますが、海外では多い病気です。海外から持ち込まれることもあるので、ワクチン接種によって皆で予防することが大切です。

平成27年度本試験 子どもの保健 問 17

ポリオワクチンは、不活化ワクチンで皮下注射によって接種する。→

ヒブ感染症(Haemophilus influenza type B)

「インフルエンザ菌b型」をヒブ(Hib)と呼んでいます。

「インフルエンザ菌」は細菌で、「インフルエンザウイルス」とは全くの別物です。

重症化すると、脳や脊髄、血液中に菌が入り込み、命の危険があります。定期接種が始まってからは、国内では重症化した例はありません。

うぱみ
うぱみ

以前は、単独で定期接種でしたが、2024年2月以降に生まれた乳児は、「5種混合」ワクチンとして摂取します。

MRワクチン

麻疹(Measles)風疹(Rubella)の混合ワクチンです。1歳になったらすぐに接種します。

生ワクチンなので、妊婦は打つことができません(授乳中は可能)。身近に妊婦さんがいる場合は、周りの人たちがMRワクチンを打って、麻疹や風疹に罹りにくい環境を作ることが大切です。

麻疹(はしか)

出題の年度によって「麻疹」「麻しん」「はしか」の3つの表記があります。「麻疹=はしか」としっかり記憶しおきましょう。

初期症状は、発熱・関・鼻水・充血。高熱→下がる→高熱となり、口の中に白いぶつぶつ(コプリック斑)ができます。その後皮膚に赤い発疹ができ、全身に広がります。

感染力は極めて強く、免疫を保持していない場合、同じ空間に感染者がいたら、たとえ直接の接触がなくても、100%感染すると言われています。怖い(・。・;

2015年に国内から排除されたと認定されたらしいですが、海外から持ち込まれる可能性もあるため、注意が必要です。

風疹

発熱、発疹、首の周りや耳の後ろのリンパ節の腫れが主な3症状です。

特に怖いのは、妊娠期の感染で、赤ちゃんが先天性風疹症候群という重い病気を発症することがあります。先天性風疹症候群は、先天性心疾患、白内障、難聴、発達の遅れなどが主な症状です。

風疹は春に流行しやすいため、先天性風疹症候群の子は秋・冬の出生に多いです。

うぱみ
うぱみ

風疹の予防接種は、昔は女子だけだったり、定期なのに周知されておらず接種率が低かったりで、今の30代~50代の人の子育て世代の方の中に、免疫を持っていない人が多いようです。

令和5年度前期試験 子どもの保健 問15

5歳児クラス(年長組)になったら、卒園までに麻しん風しん混合(MR)ワクチンの2回目の予防接種を受けることが重要であることを周知する。 →

平成28年度前期試験 子どもの保健 問6

麻疹ワクチンは効果が高いため、1回の接種で終生免疫が得られる。→×

ワクチンで抗体がつくのは95%の人と言われています。

ちなみに私は、妊娠前の検査で風疹の抗体がなかったので、MRワクチン受けましたが、その後も抗体がつかなかったです( ;∀;)

ミニテスト


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その他のワクチン

ここまでお疲れ様です(^^)もう一息ですよ♪

1歳までに打つワクチン

1歳までに打つワクチンについてもよく出題されています。

肺炎球菌

「肺炎球菌結合型ワクチン(プレベナー)」です。

発熱・風邪症状の後、菌が血液に入って脳に行ってしまうと「髄膜炎」を起こし、嘔吐・けいれん・意識障害がみられることがあります。。

赤ちゃんや高齢者に多いです。

平成29年度後期試験 子どもの保健 問1

乳幼児への肺炎球菌ワクチン接種は、任意接種である。 →×

赤ちゃんが接種できる「肺炎球菌」のワクチンは2種類あります。

赤ちゃんが定期接種するのは「肺炎球菌結合型ワクチン」で、13種類の肺炎球菌の抗原が入っています(13価)。

高齢者が定期接種するのは、「23価肺炎球菌多糖体ワクチン」で、23種類の肺炎球菌の抗原が入っています。赤ちゃんでも、脾臓の無い子や、免疫が低下している子は、任意接種で23価のワクチンを受けることができます。

平成28年度前期試験 子どもの保健 問6

23価の肺炎球菌ワクチンは、乳児への接種が推奨される。→×

B型肝炎

肝臓に影響する、怖い病気です。
接種パターンは「定期接種」と「母子感染予防」の2つが、「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール」に記載されています。

定期接種(ユニバーサル)」では、①生後2か月、②3か月、③7~8か月に接種します。

B型肝炎にかかっているお母さんから生まれた赤ちゃんの場合、「母子感染予防」として①生まれてすぐ、②生後1か月、③生後6か月の3回接種します。

平成29年度後期試験 子どもの保健 問1

定期接種としてのB型肝炎ワクチン接種は、母子感染予防を目的としている。 →×

ロタ

ロタウイルスによるウイルス性胃腸炎は、5歳までにほぼすべての子がかかると言われています。激しい下痢が続き、入院に至る場合も少なくありません。ワクチン接種により、8割予防できます。重症化に関しては、95%予防することができます。

生後6週から接種できます。WHOは、「全ての乳児へのロタウイルスワクチン接種推奨と生後14週6日までの初回接種」を目指しています。

令和2年10月より、「定期接種」になりました。2回または3回の接種で3万円ぐらいかかるので、定期接種(公費)にしてもらえるととっても助かりますね。

※R3後期試験から→生ワクチン・経口摂取・定期接種です。

平成27年度本試験 子どもの保健 問 17

ロタウイルスワクチンは、生ワクチンで経口接種する。→

令和5年度前期試験 子どもの保健 問15

ロタウイルス感染症の予防接種は、任意接種であるが、感染力が強い疾患のため、発症する前に予防接種を受けることが重要であることを周知する。→×

 

BCG

結核を予防するためのワクチンです。

生後5か月から接種できます。

私たちの左腕にあるハンコ注射ですね!生ワクチンの液を、ハンコのところに垂らします。液には生のウイルスが含まれているので、液が乾くまで、誰も触らないようにします。

令和5年度前期試験 子どもの保健 問15

BCG は、標準接種期間の生後5か月から8か月までのできるだけ早い時期に接種することが勧められている。 →

1歳で接種するワクチン

1歳では、肺炎球菌の4回目、5種混合の4回目、MRの1回目、水痘の1回目・2回目、おたふくかぜの1回目(※任意接種)の接種があります。

水痘(水ぼうそう)

水痘・帯状疱疹は同じウイルスなので、帯状疱疹の人からうつることもあります。

生ワクチンで、①1歳になってすぐ、②1歳半ごろの2回接種することで、高い免疫効果が得られます。

令和5年度後期試験 子どもの保健 問15

水痘ワクチンは、1歳になったら3か月以上の間隔をあけて2回接種するのが重要である。 →

 

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎・ムンプス)

年間数十万人がかかり、約5千人が入院しています。

1000人に1人は難聴、それ以外にも精巣炎や卵巣炎などの合併症、妊婦の場合には流産の危険があります。2015~16の2年間に、おたふくかぜにより約300人が難聴になっています。

1歳になってすぐと、年長さんの2回接種します。※任意接種

1回定期接種の国で88%、2回定期接種の国で99%発症者を押さえることができています。

日本では以前は定期接種でしたが、ワクチンによる無菌性髄膜炎(40000人に1人)が問題となり、中止されました。

現在は任意接種ですが、接種率は5割に届かない状態です。おたふくかぜになって難聴を起こすリスクに比べたら、ワクチンのリスクの方がずっと低いのですが・・・。

新しいワクチンの開発もすすめられているようです。

令和元年度後期試験 子どもの保健 問20

おたふくかぜワクチンは、生後12か月から行う定期接種である。 →×

3歳「日本脳炎」

日本脳炎は、を媒介にして起こります。3歳になったら3回(1期)、9~12歳で1回(2期)打ちます。

海外(日本脳炎の流行っている地域)へ渡航する場合、生後6か月から定期接種として受けることができます。

インフルエンザ

大人も子どもも多くが毎年受けるインフルエンザワクチン。ただし「定期」ではなく、「任意」です。定期的に(毎年)打つ方も多いかと思いますが、「任意」接種なので、お金がかかります( ;∀;)

平成29年度後期試験 子どもの保健 問1

乳幼児へのインフルエンザワクチン接種は、定期接種である。 →×

 

いかがでしたでしょうか?だらだら書きすぎた感が否めませんが、「覚えること」だけでなく、周辺の情報があった方が「理解しやすい」のでは?と思い、色々と書いてみました。なので、このページに書いてあることを全部覚えなければならないわけではありません。興味を持てたところから、少しずつ理解を深めていってください。予防接種について、少しでも「苦手」を克服していただければ、幸いです✿

☆保育士試験受験体験談☆

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コメント

  1. YURI より:

    今週試験を目前に、この分野が苦手で絶望的な気持ちになっていたので
    まさかと思って嬉しさいっぱいです!ありがとうございます!
    イメージができ、わかりやすいです。
    もう一度復習したいと思います♪

    • うぱみ より:

      YURIさん、コメントありがとうございます!
      お役に立ててうれしいです(*^▽^*)
      試験頑張ってください☆

  2. ちい母さん より:

    はじめまして、うぱみさん♡インスタなどで、「うぱみさん、いいよ!」とよく聞いて拝見させてもらってます(*^^*)

    私は、来春初受験の予定です。子育て&仕事で、毎日ヘトヘトですが頑張ります!

    うぱみさんのように、合格するぞ〜♡!!

    • うぱみ より:

      ちい母さん、コメントありがとうございます✿

      少しでも、自信を持って解答できる分野を増やすきっかけにしてもらえれば、嬉しいです♡

  3. かよ より:

    とっても分かりやすく作ってくださっていて、身に付きました!ありがとうございます!!弱点を繰り返し克服して、100%になり嬉しかったです!

    • うぱみ より:

      かよさん、コメントありがとうございます☆

      その調子で、苦手を得意に変えていってください~(*^▽^*)

  4. らむね より:

    いつも分かりやすく丁寧な説明で感謝しています(#^^#)
    ロタを知らなかったのですが、調べたところ厚生労働省より令和2年10月1日からロタウイルス感染症の予防接種が定期接種になったそうですよ!(しかも、生後6週から摂取できるとか!)
    令和3年前期試験を受験予定ですが、まだ試験に出ないかな?と思っていますが…。
    うぱみさんのおかげで分からないところも分かるようになったので、この調子であと3カ月頑張っていきます!

    • うぱみ より:

      らむねさん、コメントありがとうございます!
      情報ありがとうございます♡
      令和2年10月なら、令和3年度後期から出題範囲ですね(*^▽^*)前期試験が終わったら変更しておきますね!

    • うぱみ より:

      らむねさん、再度確認したところ、ロタが定期接種になるのは令和2年10月からですが、法律自体は令和2年3月以前に改正されているので、今回の試験では「定期接種」で合ってます(; ・`д・´)混乱させてしまったらすみません。

      ページ、修正しました。

      • はる より:

        こちらにはとてもお世話になっています。
        暗記するだけではなく、こんなにもわかりやすいブログやミニテスト作ってくださってありがとうございます!
        定期接種のロタについてですが、法律制定日ではなく、実際に施行された日の基準だという記事も見つけました。あいまいなのは試験で出さないとは思うのですが、どちらを選べばいいか困惑してます・・・

        • うぱみ より:

          はるさん、コメントありがとうございます(*’▽’)
          教えてくださったこと、確認しましたら、その通りでした!ミニテスト、古い方は消してしまったので、新しくしますね!(^^)!
          情報ありがとうございます☆

  5. たか より:

    はじめまして。わかりやすい教材を作ってくださり感謝です。
    一点だけ。細かいことで申し訳ないのですが・・・上記のところ。
    確か、「麻疹=三日はしか、風疹=はしか」ではなかったかな??と。

    • うぱみ より:

      たかさん、コメントありがとうございます☆
      麻疹→はしか
      風疹→三日はしか
      だと思います。確認お願いします!

  6. ゆき より:

    令和4年前期試験に向けて、毎日毎日うぱみさんのサイトやユーチューブを参考にさせていただいております。特に年号語呂合わせは本当に助かりました。もちろんαクイズやマスター講座も登録させていただいております。いつも為になる情報を本当にありがとうございます。

    さらなる良いものに…!という願いでコメントさせていただくのですが、ミニテストに「不活化ワクチンは6日以上空ける」とありますが、厚生労働省より「令和2年10月1日から、異なるワクチンの接種間隔について、注射生ワクチンどうしを接種する場合は27日以上あける制限は維持しつつ、その他のワクチンの組み合わせについては、一律の日数制限は設けないことになりました。」との通達があるので、「生ワクチンのみが27日以上空ける」という認識でお間違いないでしょうか?

    これからの活動も応援しております!ご確認よろしくお願いいたします。

    • うぱみ より:

      ゆきさん、コメントありがとうございます!
      情報、嬉しいです( ;∀;)取り急ぎ該当箇所訂正しました。
      後日、最後のミニテストアップします。
      ぜひ、ご活用くださいm(__)m

      • うぱみ より:

        最後のミニテスト、新しいものを追加しました!
        ご活用いただけると嬉しいです(*´▽`*)

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