2026年4月から全国でスタートした「こども誰でも通園制度」。
保育士試験では、令和8年度後期試験から「保育原理」「保育実習理論」を中心に、出題の可能性があります。
今回は、「こども誰でも通園制度」について、出題されやすいポイントをまとめました! ポイントチェックに、ミニテストもご活用ください♪
「こども誰でも通園制度」出題のポイント
こども誰でも通園制度は、「すべての子どもの育ちを応援し、こどもの良質な生育環境を整備するとともに、すべての子育て家庭に対して、保護者の多様な働き方やライフスタイルに関わらない形での支援を強化するため創設された新たな通園制度」です。
大きな特徴は次の3つです。
- 就労要件を問わない
- 月一定時間までの利用可能枠(月10時間)
- 時間単位の柔軟な利用
月に10時間までですが、時間単位で数日に分けて利用することができます。
| 利用対象 | 保育所、認定こども園、幼稚園等に通っていない0歳6か月から満3歳未満の子ども |
| 利用時間 | 月10時間の範囲で、時間単位で利用が可能 |
生後6か月未満の場合は、施設の利用予約はできませんが、利用申請と事前面談の予約は可能です。

| 児童福祉法 | 「乳児等通園支援事業」(令和7年4月1日施行) |
| 子ども・子育て支援法 | 「乳児等のための支援給付」(令和8年4月1日施行) |
ミニテスト
こども誰でも通園制度の意義
こども誰でも通園制度は、こどもの成長の観点から、「全てのこどもの育ちを応援し、こどもの良質な成育環境を整備する」ことを目的としています。
こどもの成長の観点からの意義
- 在宅で子育てをする世帯のこどもも、こどもの育ちに適した人的・物的・空間的環境の中で、家庭とは異なる経験や、地域に初めて出て行って家族以外の人と関わる機会が得られる。
- こどもに対する関わりや遊びなどについて専門的な理解を持つ人がいる場で、同じ年頃のこども同士が触れ合いながら、家庭だけでは得られない様々な経験を通じて、ものや人への興味や関心が広がり、成長していくことができる。
- 年齢の近いこどもとの関わりにより、社会情緒的な発達を支えるなど成長発達に資する豊かな経験をもたらす。
こども誰でも通園制度の対象である「在宅で子育てをする世帯」の中には、、孤立感や不安感を抱えながら子育てを行っている家庭もあります。
そのため「保護者支援」も、こども誰でも通園制度の意義に含まれています。
保護者にとっての意義
- 専門的な知識や技術を持つ人との関わりにより、ほっとできたり、孤立感、不安感の解消につながる。月に一定時間でも、こどもと離れ自分のための時間を過ごすことで、育児に関する負担感の軽減につながる。
- こどもへの保育者の接し方を見ることにより、こどもの成長の過程と発達の現状を客観的に捉えられるなど、保護者自身が親として成長することができる。
- 様々な情報や人とのつながりが広がり、保護者が子育てにおいて社会的資源を活用することにもつながる。
一方、保育者にとっては、短期・単発で預かるお子さんが増えるので、難しさもあります(;’∀’)
ですが、「仕事増えたな・・・」で終わらせるのではなく、「保育技術向上のチャンス」ととらえ、前向きに取り組む姿勢を持ちたいですね!
保育者にとっての意義
- これまで接する機会の少なかったこどもや家庭と関わることで、保育者として有する専門性を地域のこどもの育ちのためにより広く発揮できる。
- 在宅で子育てをする保護者に対して、家庭の中だけでは気づかないこどもの姿や育ちについて伝えることで、こどもや子育てへの肯定感を支えるとともに、子育ての孤立感や不安感の解消につなげていくなど、保護者に対してもその専門性を発揮することができる。
+αミニテスト
「こども誰でも通園制度の実施に関する手引き」(令和6年12月)からポイントを抜粋しています。


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