「結果自体が変化している」というより、「調査方法が変わったため、結果が違う」と言った方がいいかもしれません。
「子どもの食事で困っていること」は、乳幼児栄養調査の中でも出題が多い項目なので、ぜひ、チェックしておいてください。
どんなふうに変わったの?
まず、こちらの過去問(平成28年度後期試験)を読んで、○×を考えてみてください。
「平成17年度」版で見れば「○」です。
ところが!「平成27年度」版で見てみると
「×」になります。
調査方法の変化
年齢区分の変化
この部分がとても大きいと思います。
H17は
- 1歳~1歳半未満
- 1歳半~2歳未満
- 2歳~2歳半未満
- 2歳半~3歳未満
- 3歳~3歳半未満
- 3歳半~4歳未満
H27は
- 2歳 (2歳~3歳未満)
- 3歳 (3歳~4歳未満)
- 4歳 (4歳~5歳未満)
- 5歳以上
※実際の調査では「2歳~3歳未満」となっていますが、当サイトではわかりやすいように「2歳」と表記しています。
H17調査より、年齢区分が減って、わかりやすくなっているので、覚えやすいと思いますよ!
調査項目
調査項目が微妙に変わりました。
H17 | H27 |
食べるのに時間がかかる | 食べるのに時間がかかる |
偏食する | 偏食する |
むら食い | むら食い |
遊び食い | 遊び食べをする |
ちらかし食い | |
食事よりも甘い飲み物やお菓子を欲しがる | |
小食 | 小食 |
早食い | 早食い、よくかまない |
よくかまない | |
食べ物を口の中にためる | |
食欲がない | 食べること(食べ物)に関心がない |
食べすぎる | 食べすぎる |
口から出す | 食べ物を口から出す |
調査結果のポイント
○×問題が主です。出題傾向としてこれまで多かったのが
- 「○歳」が最大
- 年齢が高くなるにつれて増加
といった文章です。
下記、H27版について、変化に着目してまとめてみました!
2歳が最大!だんだん低下
上3つは、「むら遊び、お菓子減る」(「むら食い」、「遊び食べ」、「甘い飲み物やお菓子」、だんだん低下しているので「減る」)
4歳まで増加
覚えるなら「4時間小心が最大」(4歳が最大になるのは「時間がかかる」「小食」「関心がない」)ってところでしょうか。
じぐざぐ
「偏食する」は、H17調査では2歳よりも3歳の方が多かったのですが、H27では2歳の方が多くなっています。じぐざぐ・・・問題を作る側からしたら、作りにくいですね。
→×って感じで、答えを「×」にする問題の方が作りやすいですね。
覚え方は、「ジグザグへんすぎ」(偏食と食べすぎはジグザグ)
各年齢別いちばん多いのは?
H17 | H27 | |
1歳~1歳半 | 遊び食い | |
1歳半~2歳 | 遊び食い | |
2歳~2歳半 | 遊び食い | 遊び食べ |
2歳半~3歳 | 遊び食い | |
3歳~3歳半 | 遊び食い | 時間がかかる |
3歳半~4歳 | 偏食する | |
4歳 | 時間がかかる | |
5歳 | 時間がかかる |
全体でも、一番多いのは「時間がかかる」です。
2歳では4人に1人程度、3歳以上は3人に1人以上が「時間がかかる」ことでママを困らせているようです。
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