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解ける!わかる!保育士試験☆音楽理論③音程の考え方、短2度・長2度、短3度・長3度

この記事は約4分で読めます。

和音や移調の学習をするのに欠かせない「音程」

今回は、

  • 音程の考え方
  • 短2度と長2度
  • 短3度と長3度

を学習します。

どこから数える?

「短2度」「完全5度」などの数字の部分(2や5)はどのように導き出したらいいのでしょうか。これはかなり重要で、そして意外と間違えやすいので、よく確認しておきましょう。

基本的には「ドレミ」の数です。

ドとミなら「ド・レ・ミ」で「3度」となります。

自分のいるところから数えるのがポイントです。

 

♯やフラットがついているとき

迷うのが、♯や♭がついているとき。

♯や♭がついていないものとして数えます。

うぱみ
うぱみ

この時だけ、♯や♭の存在を忘れてください!

たとえば、レファ♯では、「レ・ミ・ファ」で3度です。

ではレ♯ファでは?
これも「レ・ミ・ファ」で3度です。

しかし、もしこれがミ♭ファなら?
「ミ・ファ」で2度となります。

あたまのたいそう

では、これは何度でしょう?

「2度」「3度」の答えが出てくれば、合格です。

「4度」この答えが出てきた方は、かなり頭が柔らかいですね♪

※♯と♭が混在する和音って??って感じですが…(;´Д`)

短2度と長2度

ここまで見てきて、同じ2度でも、音の幅が同じとは限らないのでは?と疑問を持った方、その通りです!

「広い2度」と「狭い2度」があります。


「ドレ」や「ソラ」は間に黒鍵を挟むので、鍵盤1個分「ミファ」や「シド」よりも音の幅が広くなっていますね。

  • 「ドレ」や「ソラ」は、音の幅としては
    0.5+0.5=1(全音)
  • 「ミファ」や「シド」は、音の幅としては
    0.5(半音)

同じ2度なのですが、

  • 「ミファ」などの短い方を「短2度」
  • 「ドレ」などの長い方を「長2度」

と言います。

練習

短2度・長2度どちらでしょう?

  1. レミ
  2. ファソ
  3. ラシ

↓答え↓

すべて「長2度」ですね♪

♯や♭がついたとき

音程とは、2つの音の隔たりのことですが、「2つの音のどちらか、または両方に♯や♭がついたとき」これも重要なので、練習しておきましょう。

次の音程は、「短2度」「長2度」どちらでしょう?

  1. ド レ♭
  2. ミ ファ♯
  3. ソ♯ ラ
  4. シ♭ ド

↓答えと考え方↓

「ドレ♭」「ソ♯ラ」は、鍵盤2つ分なので短2度
「ミファ♯」「シ♭ド」は、鍵盤3つ分なので長2度です。

まとめ

  • 短2度・・・鍵盤2個
  • 長2度・・・鍵盤3個

短3度と長3度

同じように「3度」にも短3度と長3度があります。

まずは、「ドミ」から「シレ」まで書き出してみましょう。

長い方が長3度、短い方が短3度です。

♯や♭がついたとき

次の音程は、「短3度」「長3度」のどちらでしょうか。

  1. ド♭ ミ♭
  2. ミ♭ ソ
  3. ド♯ ミ
  4. レ♭ ファ♭

 

  1. 「ドミ」は長3度で、「ド♭」「ミ♭」は半音ずつ上がっただけなので長3度です。
  2. 「ミソ」は短3度で、「ミ♭ソ」は、「ミ」が半音下がって、その分音の幅が広がっているので長3度です。
  3. 「ドミ」は長3度ですが、「ド♯ミ」は、「ド」が半音上がり、その分鍵盤1つ分音の幅が狭くなっているので短3度です。
  4. 「レファ」は短3度。「レ→レ♭」「ファ→ファ♭」と半音ずつ下がっていますが、音の幅は変わらないので短3度のままです。

まとめ

  • 短3度・・・鍵盤4個
  • 長3度・・・鍵盤5個

増○度、減○度

ここから先は、試験ではあまり出題されないので、余裕のない人は飛ばしてください。

「短3度と長3度はわかったけど、増3度と減3度も出てきて、夜も眠れない」って方は、読んでスッキリしてくださいね☆

増2度と減2度

長2度に調号(♯や♭)をつけて、鍵盤1つ分広げると増2度になります。

短2度の調号(♯や♭)をつけて、鍵盤1つ分狭めると減2度になります。

  • 短2度・・・鍵盤2個
  • 長2度・・・鍵盤3個
  • 増2度・・・鍵盤4個

増3度と減3度

短3度に調号をつけて、鍵盤一個分狭くすると減3度になります。

長3度に調号をつけて、鍵盤一個分広くすると増3度になります。

  • 減3度・・・鍵盤3個
  • 短3度・・・鍵盤4個
  • 長3度・・・鍵盤5個
  • 増3度・・・鍵盤6個

長2度と減3度、増2度と短3度の音の幅は同じです。
長2度と減3度
増2度と短3度

 

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コメント

  1. 恒川照子 より:

    こんにちは。
    すごくわかりやすくてありがたいです!
    短〇度・・・あたりから頭に?しか浮かばずだったのできちんと理解して進みます。
    ありがとうございます。

    • うぱみ より:

      恒川照子さん、コメントありがとうございます!

      何度も繰り返しやってみると、すんなり解けるようになる日が来るはずです(*^^*)

      しっかり理解したことは、必ず得点に結びつくので、頑張ってくださいね☆

  2. 保育士勉強中 より:

    感謝ですm(_ _)mどんな教科書よりも分かりやすい説明をありがとうございます(^^)
    短音程、長音程、ちゃんと頭で理解できてスッキリしました!もう、どうしようかと思い、寝転がりながら検索していたら
    こちらの記事に出会えて良かったです!

    • うぱみ より:

      保育士勉強中さん、コメントありがとうございます✿

      お役に立てて嬉しいです。
      ぜひ楽しんで勉強してください♪

  3. マル より:

    うぱみさま
    いつも大変お世話になっております。 実習論の音楽は殆ど諦めかけていましたが、こちらのサイトを読み始め、再びやる気が出てきました。 

    すみません、理解不足からくる質問なのですが、

    最初の方で、レ♯はレとミの間にあるので、レの鍵盤は通らないのですが3度とありました。

    中間くらいに出てくる問題3の「ソ♯ラ」は、答えが

    鍵盤2つ分なので短2度 とありました。

    ソは通らないけどソの白い鍵盤を入れて長2と思ったのですが、、、

    本当に初心者で、ご説明頂けるとありがたいです。 宜しくお願い致します。

  4. マル より:

    先日質問させて頂いた件ですが、解けました。
    「レ#ファ」は短3度、「ソ#ラ」は短2度。 やはりうぱみさんが書かれた「短2度?完全5度って何?、、」のページの階段を見て解決しました。

    安直に聞いてしまい申し訳ありませんでした。 様々な方法で解説してくださり本当にありがとうございます。

    • うぱみ より:

      コメントありがとうございます!

      遅くなってすみません。無事解決してよかったです(^^)

      試験、頑張ってください☆

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