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問題解決学習、発見学習、完全習得学習の違い&重要人物語呂合わせ

保育原理や教育原理でよく出題される「学習理論」。

  • デューイの問題解決学習
  • ブルーナーの発見学習
  • ブルームの完全習得学習

今回はよく出題されているこれらの学習理論について、それぞれの学習理論の内容、他の学習理論との違いの解説&人物と関連させた覚え方を紹介します。

覚えやすいように頑張ってイラストも描きました!学習の助けになれば幸いです✾ ※画像はイメージです。

ごちゃごちゃになりやすいので、ここでしっかりまとめておきましょう(^o^)

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重要な学習理論

重要な学習理論のキーワードを、過去問を使ってチェックしましょう。

デューイの問題解決学習

☆デューイのキーワード☆

  • 経験生活
  • 実験学校
  • 問題解決学習

「経験」や「実験学校」という言葉が出てきたら、ほぼ確実にデューイです(๑•̀ㅂ•́)و✧

デューイ問題解決学習語呂合わせ
◎語呂合わせ◎
敬虔なデューイ氏、籠で実験、問題ない!
(経験、デューイ、シカゴ、実験学校、問題解決)

こんな籠持ったおじさん、問題あり?いやいや問題ない!解決〜♪

平成26年度本試験 教育原理

教育は、経験の意味を増加させ、引き続く経験の進路を方向づける能力を高めるような形での、経験の再構成または再組織化なのである。

正答:デューイ

デューイは、子どもたちは、自分で発見したい、自分で作りたい、自分で表現をしたい、話をしたいといった欲求を持っている。それを、学習の中で活かすことが大事!それこそが民主主義の基本である、と考えました。
(主な著作→『学校と社会』『民主主義と教育』)

教育の中心を教師や教科書ではなく、「子ども」にしたことが当時はとても画期的だったようですね。

今日私たちの教育に到来しつつある変化は、重力の中心の移動に他ならない。それはコペルニクスによって天体の中心が地球から太陽に移されたときと同様の変革であり革命である。このたびは子どもが太陽となり、その周囲を教育の様々な装置が回転することになる。子どもが中心となり、その周りに教育についての装置が組織されることになる。
デューイ『学校と社会』より

→デューイは、キルパトリックやパーカーストにも影響を与えています。

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問題解決学習

問題解決学習は、ただ上から教え込むのとは違い、問題解決の過程を経験させる学習法です。
日常生活の中で出会う具体的な問題」を子どもが自分で捉え、仮説を立てたりして、自分たちで能動的に解決しようと取り組みます。

問題解決の過程を通して、法則の理解や科学的思考の方法・能力の習得を図ります。

平成26年度再試験 保育原理

デューイ(Dewey, J.)は、子どもの経験活動を重視し、遊びと仕事の行われる環境を整備することを幼稚園の任務と主張した。また 1896年に実験学校を設立した。

正答:○

今から100年以上前に、彼の教育法を実践するためにシカゴに建てられた「実験学校」は、後に「デューイスクール」と呼ばれるようになりました。

問題解決学習は

  • 子どもたちが興味や関心を持って課題に取り組むことができる
  • 思考力、想像力、問題解決の力がつく

などの利点もあるのですが、

  • 授業を考えるのが大変
  • 授業の進みが遅い
  • 日常生活から離れた抽象的な内容について学習するときに困る

など、経験主義のカリキュラムでは、限界がありました。

平成28年度後期試験 教育原理問4

次の文の著者として正しいものを一つ選びなさい。

そこで、活動的な仕事のさまざまな形態を学校に導入することに関して、留意すべき重大な事柄は、これらの形態を通して、学校の全精神が一新されるということである。学校は、将来営まれるべき、ある可能な生活と抽象的で、迂遠な関わりしかもたない学課を学ぶ場所ではなく、自らを生活と関連させ、子供が指導された生活を通じて学ぶ、子供の住みかになる機会をもつものとなる。学校は小型のコミュニティ、胚芽的社会になる機会をもつ。これが基本的事実であり、ここから継続的で、秩序ある教育の流れが生ずる。

正答:デューイ

平成24年度本試験 教育原理問4
次の文は、デューイ(Dewey, J.)に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。

  1. 彼は、シカゴ大学に附属の実験学校を開設し、子どもの作業活動と社会的生活経験の広がりを中心とする教育実践を行った。
  2. 彼は、教育を経験の再構成であるととらえた。
  3. 彼は、知識を構造として学習させることによって、科学的概念を子ども自らが発見していく方法を提唱した。
  4. 彼が提唱した反省的思考に支えられた学習法は、今日の問題解決学習へとつながっている。
  5. 代表的な著作に『学校と社会』や『民主主義と教育』がある。

正答:3(ブルーナー)

そんな折、アメリカよりも先にソ連が人工衛星を打ち上げるという出来事が起こります(1957年スプートニクショック)。

「問題解決学習」で大丈夫?経験主義カリキュラムでは、科学分野でソ連に抜かれてしまうんじゃないの?と焦るアメリカ。子どもたちの学力をしっかり上げるには、どうしたら良いの?

そこで登場したのが、ブルーナーです。

ブルーナーの発見学習

☆ブルーナーのキーワード☆

  • 発見
  • 構造

ブルーナー発見学習語呂合わせ

◎語呂合わせ◎
ブルーナー、ミッフィー発見、どの子ぞ?
(ブルーナー、発見、「どの教科」「どの段階の子供」、構造)

ブルーナーは2016年に亡くなりましたが、100歳まで生きました。ちょっと雰囲気、日本のおじいちゃんっぽいですね。

ブルーナーといえば、ブルーナの絵本に登場するミッフィー!?ということで、ミッフィー大好きなブルーナー、たくさんのうさぎの中からミッフィーを見つけたよ!え?どの子?!ってイメージの語呂合わせです☆

どの教科をどの子にも

平成27年度地域限定 保育原理 問7
どのような知的教科であっても、方法次第で発達のどの段階のどの子どもにも教えられるという仮説を提示した。

平成25年度本試験教育原理
どの教科でも、知的性格をそのまま保って、発達のどの段階の子どもにも効果的に教えることができる」という仮説を提示した。

正答:ブルーナー

↑著書『教育の過程』からの出題
学習優位説の考え方に「レディネス」というものがあります。学習の準備段階のことで、レディネスができていれば学習も成立しやすくなります。

ブルーナーの「どの子どもにもどの教科を」というのは、極端に言えば、方法次第で幼稚園児にも高校の内容を教えられる、ということです。
ブルーナーは、レディネスが形成されるのを待ってから教えるのではなく、学習によって積極的にレディネスを形成していこうとしました。

発見学習と構造

ブルーナーは、学問の「構造」を重視しました。

「構造」とは学習する事柄の本質、物事の関連性です。勉強ができる子は「構造」を捉えるのがうまい。「構造」をうまく捉えることができれば、学習内容を理解することができるはず!

そして、構造を学ぶとき、教師が教え込むのではなく、「発見」によって子ども自身が学び取ることが大事!とブルーナーは考えました。

平成26年度再試験 教育原理問4

次の文の著者として正しいものを一つ選びなさい。

重要な要素は、発見をうながす興奮の感覚であるように思われる。ここで発見というのは、以前には気づかれなかった諸関係のもつ規則正しさと、諸観念の間の類似性を発見するということであり、その結果、自分の能力に自信をもつにいたるのである。科学や数学の教育課程を研究してきたいろいろなひとびとは、生徒が独力で発見する力がつくように導いてゆく胸をわくわくさせる順序で教えることによって、学問の基本的構造を生徒に提示することが可能であると主張している。

正答:ブルーナー(Bruner, J.S.)

「問題解決学習」も「発見学習」も、ただ理論を教え込むのではなく、その過程で発見や感動を伴った経験をさせることを重視していますね(*´∀`)

ブルームの完全習得学習

ブルームはブルーナーとほぼ同じ1960年頃に活躍した人物です。

ブルームのキーワード

  • 完全習得学習
  • 評価

ブルーム完全習得学習語呂合わせ
◎語呂合わせ◎
ブルーム、プルーンを完全でしゅ〜と評価!
(ブルーム、完全習得学習、評価)

プルーンにうるさいブルーム「このプルーン、まじうまい(・∀・)」的な語呂合わせ。
かんぜんでしゅう→かんぜんしゅうとく

完全習得学習

平成25年度本試験 教育原理問6

アメリカの教育心理学者で、評価論の研究者。完全習得学習(マスタリー・ラーニング)を提唱した。彼は、これまでの教育が、生徒の3分の1程度の者しか十分な理解ができないということを前提に行われてきたことを批判した。そして、個々の生徒の学習状況を把握し、適切な指導を行うために診断的評価、形成的評価、総括的評価を提唱した。これら3つの評価を適切に行い、学習条件を整備すれば、大多数の児童生徒にとって完全習得学習は可能であると考えた。

正答:ブルーム(Bloom, B.S.)

学力の全体的な底上げをする、という点ではブルーナーと似ていますが、ブルームは学習のそれぞれの過程で、子どもたちの理解が十分か何度も評価し、指導に活かすことで、95%の子が達成に至ると考えました。

3段階の評価

評価について。重要なので。

  • 診断的評価
    学習のはじめでの評価。これから学習する内容について、その準備(前段階)ができているかどうかをチェックし、その後の指導の計画を立てる。
  • 形成的評価
    学習の過程での評価。学習中の子どもの発言やノートなどから理解度を探ったり、小テストを行ってチェックしたりする。
  • 総括的評価
    一通りの学習が終わったあとのまとめの評価。単元テストや期末テストなど。

中でも、「形成的評価」を最も重視していました。

平成29年度前期試験 教育原理問8

次の文は、形成的評価についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

  1. 形成的評価は学習過程における学習の達成状況を評価するものである。
  2. 学習活動において、即時的な評価活動、たとえば発言・挙手などで学習者の理解度を把握することも形成的評価ととらえることができる。
  3. ブルーナー(Bruner,J.s.)は、形成的評価を組み込んだ完全習得学習(マスタリー・ラーニング)という授業モデルを提唱した。

(選択肢省略)
正答:A○ B○ C×

ブルーナーとブルームの見分け、つくようになりましたか?

ミニテスト

全22問。

うまく表示されない方はこちら(別ウィンドウで開く)

コメント

  1. ちょこ より:

    うぱみさん!!ありがとうございますっ!!
    ちょうど教育原理の学習理論で行き詰まり、昨日からヤル気なくしてました。
    タイミング良すぎて、思わず叫びました(⌒‐⌒)

    やはりうぱみさんのは、安定のわかりやすさです。
    似顔絵も可愛くて頭にすんなり入りました。
    すごいです❗
    本当に嬉しくて。ありがとうございます❗
    この勢いで頑張ります。

    取り急ぎお礼を

    お忙しいのにいつもありがとうございます

    • うぱみ より:

      ちょこさん、コメントありがとうございます(*´∀`)

      こんな絵でも、お役に立てて嬉しいです♡

      勉強、頑張ってくださいね〜❀

  2. なきこ より:

    教育基本法と学校教育法の違いを調べているときに、このブログに出会いました。
    どのページも、超人気塾講師の授業を受けているみたいにわかりやすいです。
    しかも、面白いので学習意欲がわきます。
    試験まで残すところ2週間、もっと早くに出会いたかったなー。
    でも、まだ2週間あることを喜ぶべきですね。
    本当にありがとうございます。

    • うぱみ より:

      なきこさん、コメントありがとうございます♡

      わかりやすいと言っていただけて、とても嬉しいです(●^▽^●)

      試験勉強頑張ってください~☆