子育て支援に関する法律はたくさんあって、名前や内容も似ているし、覚えにくいですね。ここで整理しておきましょう。年号も覚えられるように、語呂合わせにしてみました。最後にミニテストもあります♪
動画で学習♪
動画でも解説しています!
ぜひご利用ください(*^▽^*)
ちなみに2022年(令和4年)の合計特殊出生率は1.26、2023年(令和5年)は1.20です( ゚Д゚)
年号語呂合わせと施策の内容(前半)
大きな流れとして、「少子化対策」のための政策から「子育て支援」のための政策に移ってきた、ということがいえます。まずこれを頭に入れておきましょう。
エンゼルプラン・新エンゼルプラン
子育て支援のための総合計画です。 エンゼルプランの正式な名称は、「今後の子育て支援のための施策の基本的方向について」 新エンゼルプランの正式名称は、「重点的に推進すべき少子化対策の具体的実施計画について」
あら、エンゼル髪縛ったら雰囲気変わったね~♡的な語呂合わせ。 新エンゼルプランは、
- 保育等子育て支援サービスの充実
- 低年齢児の受け入れ枠の拡大
- 延長・休日保育の推進
- 子育て支援の推進
- 仕事と子育て両立のための雇用環境整備
- 育児休業普及率の引き上げ
- 短時間勤務制度の拡充等
- 出産・子育てで退職した者に対する再就職支援
- 働き方についての固定的な性別役割や職場優先の企業風土の是正
等から成ります。 「子育て支援」とありますが、少子化をなんとかするために、子育てを支援しよう!って感じのようですね。
少子化対策プラスワン
少子化の原因として、「夫婦の出生力の低下」という新たな現象が見られたことから、「新エンゼルプランのもう一段上」の少子化対策を推進することにしました。
犬は子だくさんだから、百一匹わんちゃんが少子化対策にいい☆と言われたとか、言われなかったとか。プラスワンで「102」って映画も昔流行りましたね。
全ての働きながら子供を育てている人のために
- 男性を含めた働き方の見直し、多様な働き方の実現
- 子育て期間における残業時間の縮減
- 父親誰もが、この出生後5日間の休暇を取得できる
- 仕事と子育ての両立の推進
- 育休取得率 男性10%、女性80%に
- 保育サービス等の充実
- 待機児童ゼロ作戦の推進
- 特定保育事業の創設
- 保育ママの利用日数・時間の弾力化
子育てしている全ての家庭のために
- 地域の様々な子育て支援サービスの推進とネットワークづくりの導入
- 子育てを支援する生活環境の整備(子育てバリアフリー)
- 社会保障における「次世代」支援(年金制度における配慮)
- 教育に伴う経済的負担の軽減(奨学金制度の充実)
といった施策を行うことを公表しました。
しかしながら、「少子化対策プラスワン」に関する出題はH27の1度きりで、その後出題されていません。内容は覚えなくてよさそう(*’▽’)♪
少子化社会対策基本法
こっほん→基本、王様→0(おう)3(さま) 基本施策
- 雇用環境の整備(第10条)
- 保育サービスの充実(11条)
- 地域社会における子育て支援体制の整備(12条)
- 母子保健医療体制の充実等(13条)
- ゆとりのある教育の推進等(14条)
- 生活環境の整備(15条)
- 経済的負担の軽減(16条)
- 教育及び啓発(17条)
次世代育成支援対策推進法
どんな計画立てるんだ(゜o゜)ノ 新しい時代は俺達で切り開くゼ的なノリの人たち。 市町村、都道府県、従業員101人以上の企業に、行動計画の策定を義務付けています。
少子化社会対策大綱
0(おう)・4(し)で「王子」です。 太鼓をたたくと、子どもが増える、みたいなイメージでしょうか? 03年の少子化対策基本法(こっほん!王様の少子化対策)を受けて、作られました。なので、王様の子で王子。
子ども・子育て応援プラン
「新新エンゼルプラン」とも呼ばれています。 エンゼルプランは、5年ごとに新しくなるみたいですね(*^^*)
追えん・・・応援・・・。霊視でいなくなった人を追跡するやつ、やってみたけど、追えなかった・・・ってイメージ。 少子化社会対策基本法(2003年)に基づく少子化対策大綱(2004年)で示された
- 若者の自立
- 職場・働き方の見直し
- 子供や家庭の大切さへの理解
- 地域の子育て支援
などを重点的な課題として施策と目標を設定しています。「子育て世代の働き方」と「若者自立策」に対策を拡大した内容で、さらに「次世代育成支援対策推進法」の「行動計画」と関連付けるものとされ
- 100%の企業での育児休業制度の定着
- 30代男性の労働時間の短縮と育児休業取得率引き上げ(10%まで)
- 女性の育児休業取得率引き上げ(80%まで)
などが目指されています。
新待機児童ゼロ作戦
2001年に発表した待機児童ゼロ作戦では、保育の受け入れ枠を2004年までに15万人増やすという数値目標が出されましたが、保育所の基準緩和や、定員以上の詰め込みなど、保育の質が問題になりました。
8←が雪だるまに見えることから。大玉、小玉作って、よいしょと雪だるまにすれば、待機児童も減るはず☆って作戦? 希望するすべての人が、子どもを預けて働くことができるよう、保育サービス(放課後児童クラブを含む)の受け皿を確保し、待機児童を0にすることが目指されました。2017年までに保育所などの受け入れ枠を100万人増やすという数値目標が出されました。また、保育ママの充実を図るなどの目標が盛り込まれました。
子ども・子育てビジョン
「チルドレン・ファースト」を掲げ、子どもを生み育てるという希望がかなえられる社会になるようにと、「少子化対策」から「子ども・子育て支援」への転換が図られました。 「ビジョン」=「未来像」なので、未来像の転換ということでしょうか?
鳩は、英語・フランス語で「pigeon(ピジョン)」。 20日(はつか)、10(とう)から「はと」
子ども・子育て支援新制度
2012年(平成24年)に成立した「子ども・子育て支援法」「認定こども園法の一部改正」、「子ども・子育て支援法及び認定こども園法の一部改正法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」の子ども・子育て関連3法に基づく制度です。
新しい品種のイチゴで子育て支援♡ 消費税増税分を活用し、保育の質の向上・量の拡充、企業による子育て支援、仕事・子育て両立支援などを行います。 https://hoikushi-taisaku.com/chiiki-kosodate-shien-kyoten-jigyou/ https://hoikushi-taisaku.com/youiku-shien-houmon-nyuuji/ https://hoikushi-taisaku.com/kodomokosodate-sonohoka/
ミニテスト
保育士試験対策+αクイズ
子育て支援施策について、さらに知識を定着させるミニテストです。
コメント
うぱみさん、お忙しい中どうもありがとうございます(>_<)
わかりやすくては兆しが見えてきました!
子どもが寝静まったので、今からしっかり見ていきます。
うぱみさん、いつもありがとうございます!!10月に試験が迫り、語呂合わせで年号を必死に頭に叩き込んでいます (°̥̥̥̥̥̥̥̥o°̥̥̥̥̥̥̥̥ )
少子化社会対策基本法ですが、
背景が黄色部分の「少子化社会対策基本法」の「社会」が全て抜けています>_<
ちゃんと読めばすぐわかるとなのですが、
赤い文字がすぐ目に入り覚えやすいため、気になりました!
でもこうしてコメントする事で、頭にインプットされました笑
うぱみさんの記事は大変わかりやすく助かっています!
これからも活用させていただきます(^^)
ゆうさん、コメントありがとうございます☆
社会、全部抜けてました(゜o゜)
訂正しました。ありがとうございます♪
児童家庭福祉のみ3回目の受験です。(そのほかは1回目で合格)毎回難しくなってきて、受かる気がしませんが、こちらのサイトにはよくお世話になっております。
上記のミニテスト、子育て支援の歴史をやろうと思ったのですが、画面が動いてできません。別ウィンドウで開いても同じでした。もし改善していただけるようでしたら、お願いしたいと思います。
よろしくお願いします。
ちかさん、コメントありがとうございます!
ミニテストのドラッグ&ドロップ問題は、クイズのシステムをお借りしているクイズジェネレーターさんにも相談してみたのですが、スマホ・タブレットだとどうしても動いてしまうようです。パソコンを使用できる環境があれば、パソコンで行っていただくことをおすすめします。力になれず、すみません。
利用させていただき、大変助かっております。。。感謝!
明日、試験!綱渡りですが、頑張ってきます!
過去問
平成27年度地域限定試験 児童家庭福祉 問15
の回答の選択肢表示がおかしいように思います。
A市町村行動計画 B少子化対策プラスワン
↓
ア 市町村行動計画 イ 少子化対策プラスワン
ではないかと・・・
今回全科目クリアは確実に無理ですので、笑、末永くお世話になります!
Hさん、コメントありがとうございます!
訂正しました。
試験頑張ってください(*^▽^*)☆
いつも利用させて頂きありがとうございます。
この項目だけミニクイズが表示されないのですが、こちらの問題でしょうか。
Tさん、コメントありがとうございます☆
私のパソコン、スマホでも表示されないです(=_=)教えてくださり、ありがとうございます。
近日中にもう一度ミニテストアップするようにしますね!
ミニテストで、平成14年→2003年とありますが、2002年ですよね?
遠藤さん、コメントありがとうございます。
訂正しました。ご確認くださいm(__)m