保育実習理論音楽問4は、移調の問題です。
平成25年度本試験 保育実習理論問4
次の曲を4歳児クラスで歌ってみたところ、一番低い音が不安定で歌いにくそうであった。そこで短3度上の調に移調することにした。その場合、A、B、Cの音は、鍵盤の①~⑳のどこを弾くか、正しい組み合わせを一つ選びなさい。
(選択肢省略)正答:⑥⑯⑪
「原曲の調」が分からなくても解ける?
実は、この問題(問4)は「原曲の調」も「移調後の調」も分からなくても解けるんです。
「移調」については、前に記事を書いているのですが・・・
https://hoikushi-taisaku.com/jisshuu-riron/ichou/
で解説しているのは、問5の解き方です。
実際のところ「ハ長調」とか「ヘ長調」とか分からなくても、ここ数年の問5の問題は解けてしまうのですが、平成23年度の例もありますし、「調」を用いて書いた方が解説しやすいので、「調」についても長ったらしく解説しています。
問4は「移調する」という言葉が出てくるので、「移調する」と聞いて、「ハ長調」とか「ヘ長調」とか、わけわかんないよ・・・、って気持ち、出てきそうですが、問4は「移調」といっても、それぞれの音を、鍵盤上で動かすだけです。
「○長調」がよくわからない!って方でも、楽譜から何の音か判断できて、「音程」も分かっていれば、十分、点をとれる問題なので、挑戦してみてくださいね!
「音程」というのは、「短3度」「長2度」などというやつです。そもそもそれがよくわかっていない!って方は、先にこちら↓を読んでみてください。
https://hoikushi-taisaku.com/jisshuu-riron/ontei/
問4解き方解説
平成25年度本試験 保育実習理論問4
次の曲を4歳児クラスで歌ってみたところ、一番低い音が不安定で歌いにくそうであった。そこで短3度上の調に移調することにした。その場合、A、B、Cの音は、鍵盤の①~⑳のどこを弾くか、正しい組み合わせを一つ選びなさい。
まず、♯がついているところを確認しましょう。
今回は、ドとファですね。元の音が「ド」か「ファ」だった場合に、ナチュラル(♮)がついていなければ、「ド♯」「ファ♯」になるので注意してください。「元の音が」ですよ!移調後の音は関係ありません。
Aは低いラなので、鍵盤上では、③です。ラ(③)の短3度上なのでド(⑥)になります。
Bは、ソ(⑬)です。短3度上は、シ♭(⑯)です。
Cは、レ(⑧)。短3度上は、ファ(⑪)です。
問4攻略ミニテスト
こんな感じで出題されます。
ミニテストの上のキーボードの絵を見ながら、解いてみてくださいね☆

→うまく表示されない方はこちら(別ウィンドウで開く)
※別ウィンドウになってしまうので、キーボードの絵は、お手元の紙などに描いてご利用ください。
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