保育実習理論で出題されています。
読み聞かせやお話をする際に、気を付けておくべきことについての出題です。
普通に考えれば、たいてい解けます。ほぼサービス問題☆
2次試験で言語(素話)は、採点基準が明らかにされていませんが、保育実習理論の試験で明示されていること、これは2次試験を受ける前にも、ぜひチェックしておいてほしい重要な内容です。
読む時の留意点
過去問を見ながら、実際の保育の現場をイメージしてみてください♪
平成27年本試験 保育実習理論 問14
次の文のうち、絵本の読み聞かせをする際の留意事項として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 絵本を読む時の読み手の背景は、子どもが絵本に集中できるようにシンプルな背景が良い。
- 絵本は、表紙や裏表紙にも物語が含まれることがあることを理解しておく。
- 子どもが絵本の世界を楽しめるように、保育士は絵本のストーリーや展開をよく理解しておく。
- 絵本を読み終えたら、子どもが絵本の内容を正確に記憶できているかが重要であるため、直ちに質問して確認する。
(選択肢省略)
正答: A○ B○ C○ D×
常識的に考えれば解けますね。
Dが一番迷うところかもしれません。実際保育の現場でも、読み終わってすぐに、国語の授業のような質問をする保育士さんもいますから・・・。
- 子どもがお話の世界を楽しめるように、保育士はストーリーや展開をよく理解しておく!
平成26年本試験 保育実習理論 問15
次の文は、子どもにお話を行うために保育士として留意する内容についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 子どもたち全員の顔が見渡せる位置で行う。
- 発音、発声に気を配る。
- 心を込めて、表現豊かに行う。
- 指導計画を厳守して行う。
(選択肢省略)
正答: A○ B○ C○ D×
ABは迷うことないと思いますが、
Cは、ちょっと迷いますかね?声色や表情はあまりつけない方が、子どもたちの創造力が引き出されるって聞きますし。だからって棒読みは、しらけますよね。「心をこめて、表現豊かに」は、その辺の微妙な感じを表しているのかな?
Dは、もちろん指導計画も大事ですが、目の前の子どもの実態が一番大事です。
- 子どもたち全員の顔を見渡す
- 発音、発声に気を配る
- 心をこめて、表現豊かに
そのままですが、この設問は、子どもたちにお話する時の基本的なことについて、はっきりと書かれていますね。2次試験の言語の練習の時も、これらを意識するといいと思います。
平成25年本試験 保育実習理論 問15
次の文は、子どもにお話をするために必要な留意点である。適切な記述を○、不適切な記述を姶とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
- 人数や空間には関係なく、大きな声を出す。
- 子どもを注目させるために、話のはじめに大きな物音をたてる
- 方言は使わずに、すべて標準語で話す。
- 発声時に音声をコントロールできるように、日頃から練習する。
A
(選択肢省略)
正答: A× B× C× D○
- 人数や空間に応じた大きさの声で
- 音声をコントロールできるように、普段から練習しておく
2次試験の言語では、お話の内容や構成ばかりに気を取られがちですが、実際の試験では普段からお話を練習しているか、も見られていると思います。対策は、普段からお話の練習を十分にしておくことです!
子どもたちにお話をするときに気をつけること、まとめ
事前準備
- ストーリーや展開をよく理解しておく
- 音声をコントロールする練習をしておく
話をするとき
- 子どもたち全員の顔を見渡す
- 発音、発声に気を配る
- 心をこめて、表現豊かに行う
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