R6前期筆記試験まで、あと22日☆

三びきのやぎのがらがらどん(ノルウェーの昔話)あらすじ&アレンジポイント

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保育士試験の二次試験【言語】の選択素話課題の一つ「三びきのやぎのがらがらどん」について、紹介します。

繰り返しが出てきて、わかりやすいお話なので、素話をやったことがない方や、4つのお題の中でどれにしようかな?と迷っている方におすすめです。

登場人物とあらすじ

登場人物

  • 3びきのやぎ
  • トロル

3匹のやぎですが、名前は「がら」「がら」「どん」

ではなく、3匹とも「がらがらどん」です。


どれもおんなじ名前なら、名前の意味ないじゃん!って言いたくなりますが、「南の島のハメハメハ大王」は全員名前「ハメハメハ」ですから(¯―¯٥)

「トロル」は、北欧のお話にはよく出てくるのですが、国によって、雪男だったり、妖精だったり。(「となりのトトロ」では、トトロのことを、さつきちゃんが「トロル」と理解している場面がありました。)この「3びきのやぎのがらがらどん」に出てくるトロルは、怖い怪物のイメージのようです。

あらすじ

3匹のやぎ(大がらがらどん、中がらがらどん、小がらがらどん)が、山へ草を食べに行くのですが、途中の橋にはトロルが住んでいて、ヤギを食べようとします。3びきは、知恵を振り絞り、トロルをたおします。

お話

ここからは、子どもたちの劇風のイラストで紹介します(^^)

まずは、登場人物の紹介から☆

ある山に3匹のやぎが住んでいました。
立派な角のある大きなヤギの名前はがらがらどん。
中くらいのやぎの名前もがらがらどん。
小さなかわいい小やぎの名前もがらがらどんです。

短く紹介するなら「大きさの違う3匹のやぎが住んでいました。名前はどれも、がらがらどん。」でもいいです。

私は、どれもおんなじ名前っていうのがおもしろいな〜と思ったので、あえて3回「がらがらどん」って言います。子どもは繰り返しが好きですし、聞き手は、中くらいのやぎの「がらがらどん」を言ったあたりで、「小さいやぎもがらがらどんかな?」って期待しちゃいますよね(*^^*)

絵心なくて、今にも星の王子さまが出てきそうな砂漠になっていますが、背景は草を食べ尽くしてはげてしまった山のつもりです(;´Д`)

最初にやぎが住んでいたところは、山でも谷の下でもいいと思います。話しやすい方で!

ある時、3びきは隣の山においしい草を食べに行くことにしました。

ところが、その山へ行く途中のぐらぐら橋の下には、怖〜いトロルが住んでいます。
「どうしたら、怖〜いトロルに食べられないように、ぐらぐら橋を渡れるかな?」
3びきは考えました。

トロルがいる橋を命がけで渡ってまで隣の山に行かなきゃならない理由(必然性)を、うまく表現できればいいのですが・・・うまい言い回しが見つからず(TдT)

この部分は、3びきが相談している風に会話を考えるのも面白いですが、あんまりだらだらするのも嫌なので、簡単にしちゃいました。

話の全体を考えてみて、この部分のボリュームがいまいちだな、と思ったら、少し会話風にしてみるといいと思います。

はじめに、一番小さなやぎのがらがらどんが橋を渡ります。

かたこと、かたこと。

すると・・・

「だれだー、俺の橋をかたことさせるのは!食べてやる!」
ギョロギョロの目、長〜い鼻、不気味なトロルが、大きな口を開けて、こちらを見ています。

「(か細い声)わ、私は小さなやぎのがらがらどん。あとから私より大きなやぎがやってきます。そっちのほうがおいしいですよ。」

「なるほど、ではそっちを食べよう。お前は行っていいぞ。」

小さいやぎは、橋を渡ることができました。

トロルをどこまで不気味に表現するかは、あなた次第(°ー°〃)

次に橋にやってきたのは、中くらいのやぎのがらがらどん。

がたごとがたごと渡ります。すると・・・

「だれだー、俺の橋をがたごとさせるのは。食べてやる!」

「私は、中くらいのやぎのがらがらどん。あとから私より大きなやぎがやってきます。そっちの方がおいしいですよ。」

「なるほど、ではそっちを食べよう。お前は行っていいぞ。」

内容は、ほとんど、小さいやぎとトロルのやり取り(③)の繰り返しです。やぎが大きくなった分、橋を渡るときの音が変わっています。

小さいやぎは弱気だったのに対し、この中くらいのやぎはちょっと強気な感じです。

ところがその時、もうやってきていたのが、大きなやぎのがらがらどん。

がたんごとん、がたんごとん、ぎしぎしぎし。

「(焦った声)だ、誰だ?俺の橋を、がたんごとん、がたんごとん、ぎしぎしぎしとさせるのは?」

「(強そうな声)俺だ!大きいやぎのがらがらどんだ!」
大きいやぎのがらがらどんは、どどどどどーんと、トロルに体当たり。トロルは谷底に落ちていきました。

絵本だと、角でトロルの目玉を串刺しにし、蹄で骨も肉も木端微塵にして、谷川へ突き落としているのですが、3歳児にはグロすぎるので、「体当たりで突き落とした」程度の方がいいかと思います。
というか、そこまでされなきゃならないほど悪いことトロルはしてないのに。゚(゚´Д`゚)゚。「食べちゃうぞ」って言っただけで、バラバラにされるって、どんだけよ?!って思いません?

無事に橋を渡り終えた3びきは、おいしい草をお腹いっぱい食べましたとさ。

めでたし、めでたし。

話のポイント

総じて言えば、「弱いものでも、力を合わせて、知恵を使えば、驚異に打ち勝てる」って話でしょうか。

繰り返しの表現。だんだん強気になっていくやぎと、弱気になっていくトロル。物語の中のリズム感と、変化を、表現すると単調にならず、面白いと思います。

谷底に突き落とすだけなら、最初から大きいやぎのがらがらどんが渡れば済む話ですが、小さいやぎ、中くらいのやぎと、順番に渡っていくのにはどんな意味があるのでしょうか。考えてみてくださいね(*´∀`)

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