実技試験「造形・絵画」の準備として「絵を描く練習」をするのはもちろんですが、それと同じくらい大事なのは、色鉛筆選びです。
色鉛筆は本当にたくさんの種類があるので、迷いますよね。

筆圧や使い方など人によって様々なので、これがいい!とは一概には言えないですが、以下に私のオススメを紹介します。
色鉛筆オススメの使い方
まず下書き
これは鉛筆です。今回は三菱uniのBを使いました。
下書きは後で消してしまうのですが、安いHBとかの鉛筆だとなかなか消えなかったり、溝ができたりしますよね。あとで色鉛筆でぬった時に、その溝がくっきりと浮かび上がってきたりして、ちょっと嫌です。
かといって3Bや4Bといった濃いのだと、消した跡が残って、黒くかすれたようになってしまうし。

ということで、三菱のuniです。他の鉛筆に比べると、ちょっと値はしますが、高くても100円ぐらいだと思います。画材屋さんだと高めですが、ホームセンターで買うともうちょっと安いです。
黄色や肌色など色鉛筆で輪郭を描く方法もありますが、後で上に塗った色をはじいて、下書きの線が浮き出てしまうことがあるので、注意が必要です。※トンボや三菱の肌色は浮き出ます(>_<)
輪郭
Tombowの茶色を使っています。
輪郭は濃すぎるとなかなか他の色になじまないし、薄すぎるとそこだけ色がとんだようになってしまいます。いろいろ試したのですが、私的には、肌色とも服の色とも相性がいいのは、黒より茶色だと思います。

全体の印象を左右しますし、メーカーによって結構違うので、こだわってみるといいですよ。
ちなみに背景は、黄緑色とか、黄土色で輪郭を描くと、手前の人物がはっきりしてごちゃごちゃしなくていいです。雰囲気も明るくなりますよ。
子どもと保育士
STAEDTLERの色鉛筆です。三角形のかわいいデザインに一目ぼれしたのですが、発色もよく、手首を細かく動かすと綺麗なべた塗りができます。ただし、時間がかかります。
芯が折れにくくなる加工がしてあるので、先が短くなると少し描きにくくなります。(表現が下手でごめんなさい。実際に使ってみるとよくわかります。)
色が綺麗で、はっきりしているので、使いこむと強い味方になってくれます。また、太いタイプもあるので、筆圧の弱い方にはオススメです。トンボや三菱に比べると割高ですが、シュタイナー教育で必ずと言っていいほどよく使われる色鉛筆です。
背景
棚はSTAEDTLERの黄土色。それ以外は、三菱です。
三菱の色鉛筆は、色にもよりますが、伸びがよく、色が薄いです。
ぐりぐり描いても濃くはならないので、絵全体を三菱の色鉛筆で描こうとするとボケた感じになりますが(しかもてかる)、背景を描くのにはもってこいです。
伸びがいいので、広い面もどんどんぬれます。
ただし、青だけ濃くてちょっとびっくり。
ちなみに
ちなみにこちらの絵は、肌色以外はTombowです。てかる感じはありますが、色は三菱よりもはっきりしています。
ただ、肌色に関しては、トンボも三菱も薄いんですよね。背景の壁とか塗るのにはいいですが、「肌」の色を塗るとなると難しく、白人っぽくなってしまいます。なのでそこだけ、STAEDTLERです。スキャナで取り込んだときに少し黄土色っぽくなってしまったのですが、実際はいい感じの肌色です。
ちょこっとまとめ
色鉛筆を選ぶときは、12色入りとか、24色入りとかのケースに入ったものをそのまま使うのではなく、よく使う色を組み合わせて持っていくといいと思います。金・銀とかは使わないですから。塗りつぶしにこだわる人は、白はあった方がいいかもしれませんが・・・。

画材屋さんなどで試し書きができますが、試し書き用の安い紙に描くのとケント紙に描くのとでは、印象や描き味が異なります。色鉛筆は最低でも30本は用意して、実際にケント紙に絵を描きながら選んでいくといいですよ(●^^●)
↓実際にケント紙に色鉛筆で描いた書き心地を紹介しています↓

三菱色鉛筆
伸びはいいけど、ケント紙に描くと色が薄いです。
背景を塗るときに便利です。
▶三菱 色鉛筆12色
定価は900円ぐらいですが、アマゾンでは600円ぐらいで購入できるようです。
トンボ色鉛筆
三菱よりも発色はいいのですが、ケント紙に描いたとき、肌色が薄いです。
▶トンボ色鉛筆12色
800円ぐらいのものですが、アマゾンだと600円ほどで購入できるようです。
ステッドラー色鉛筆
発色がよく、肌色がとてもはっきりしています。
私のお気に入りの色鉛筆です❀
▶ステッドラー エルゴソフト 12色
定価1780円(税抜)ですが、アマゾンだと1600円ぐらい(税込)で購入できるようです。
ケント紙
100枚入り(アマゾン)
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新品価格 |
100枚も買ったら、練習しないわけにはいかなくなりますね・・・。
ケント紙は百均でも売っています。文具屋さんだと、1枚40円ぐらいでした。
普段はコピー用紙などに絵の練習をして、本番が近くなったら、緊張感を持ってケント紙に練習するのもいいですよ。
コメント
[…] 持ち込む色鉛筆選び、これ、非常に重要です。私はこちらのBLOG記事を思いっきり参考にさせてもらいました。 […]
カワハギ系女子さん、ブログで紹介して下さりありがとうございます(*´∀`)
薄い色の色鉛筆で下描きを描くというのはいいアイディアですね♪鉛筆で下描きをしなきゃいけないなんて、決まりはないですもんね!
絵に登場する人物の性格や人間関係をあらかじめ決めておくと、絵にストーリーが出やすいというのもなるほどです(≧▽≦)
造形絵画の練習は奥が深いですね〜!
うぱみさん
こんばんは。去年から独学で勉強し、二回目で実技へと進めました。
うぱみさんのサイトに出会わなければきっと合格してなかったと思います。本当に感謝です。
私は造形を選択しています。
色は全て塗る条件になっていますが、例えば靴下やシャツの色の白など、塗っても見えませんが白でいっても構わないのでしょうか?それとももう明るい色で塗った方がいいのでしょうか?
すごく小さな質問ですみません…子どもの靴下は白っていう概念があり…。
ちあきさん、コメントありがとうございます♪
お返事遅くなってごめんなさい!
シャツや靴下など、白にこだわらなくてもいいと思います(*´∀`)
採点基準がわからないので、服の白=塗り残しと判断されるかどうかはわかりませんが、白の色鉛筆もあるので、白にするならば塗った方が無難かなぁと思いますが、靴下の白を塗っていなかったぐらいで、落とす理由にもならないかな?とも(・・;)
それよりも、全体としての絵を仕上げることが大事なので、靴下は時間があったらクリーム色で塗る!くらいに、ゆる〜く考えておけばいいと思います。
頑張ってくださいね(๑•̀ㅂ•́)و✧