保育士試験合格後の就活。派遣会社選び「時給」より大事なのは?

保育士試験合格した方、おめでとうございます!

これから、資格を活かして保育士のお仕事を始めようかな~という方のために、実際私が派遣会社を利用して保育士として働いた経験から得た教訓的なものを紹介します。派遣会社を通してお仕事する人だけでなく、ハローワークや転職エージェントを利用してお仕事を探す人にも、参考になればと思います✿

派遣は腰掛?

派遣会社を利用して保育士の仕事を探す、というのは、ハローワークで仕事を探すより、ずっとハードルが低いです。派遣会社がマッチングしてくれますし、園との面接の場にも同席してくれて、面接もなんだか採用前提の仕事の説明といった感じでした(私の場合はですが)。

でも、昇給はほとんどなし。コンビニ店員に毛が生えた程度の時給。ボーナスなし。がほとんど。

なのでそこそこ稼ぎたい方は、入口は派遣だけれど、経験を積んで、いつかは正社員に!という気持ちは必要かと思います。

ところで、「派遣会社」と一口に言いましても、「派遣」の求人しか扱っていないわけではありません。「正職員」や「パート」など、様々な求人があります。未公開求人も紹介してもらえるので、特に保育の経験の無い人は、登録する価値ありですよ!

派遣会社、登録するなら「とりあえず3つ」

私の場合、後で失敗したな、と思ったのは、1つの派遣会社しか登録していなかったことです。なので、条件を比べたりできず、派遣会社に嫌われたくないな~との思いから、突っ込んだことがきけず、半年以上たってから「あの時あれ訊いとけばよかった~」ってことが続出。紹介してもらった職場は、アットホームでいい職場だったのですが、派遣会社とのやり取りがうまくいかないことがありました。

なので、最低でも3つ以上派遣会社に登録することをおすすめします。
3社登録しておけば、こちらが派遣会社を選ぶ立場になり、ちょっと突っ込んだことも訊けるし、冷静に対応することができるはずです。

派遣会社・園選びのポイント

派遣会社によって、登録している保育園が違ったり、同じ保育園でも時給が違ったりということがあるので、3社以上登録しておけば、選ぶ幅が広がります。

園の選び方は

  • 通いやすさ
  • 給与
  • 勤務時間、残業の有無
  • 仕事内容

等あると思います。

特に仕事内容は、同じくらいの時給でも、“担任持って日誌書いて会議出て持ち帰り仕事があって”、という人がいれば、“担任の補助で入る”という人もいます。初めて保育士の仕事をする場合、どの程度の仕事をやりたいのか、自分にどの程度の仕事ができるのか、というのはイメージつきにくいかとは思いますが、働いてみると「こんなに違うのー??」ってくらい園によって差があるので、チェックしておいた方がいいポイントです!初めからいろいろな仕事を任される場合、初めは大変ですが、のちのち転職する際に楽です。逆に私のように、担任の補助のような形でつく場合、年数重ねても知らない仕事が多いので、いざ転職する時に困ります。でも、子どもがいる場合、持ち帰り仕事や残業はなるべくない方がいいですよね(持ち帰り仕事や残業に手当てがつくかどうかもチェックポイントですね)。

派遣会社に確認しておきたいポイント

実際登録した後、「担当の人」がつくのですが、その人に確認した方がいいポイントを紹介します。

「担当の人」というのは多くの場合、その地域の営業の方で、その地域の保育園やこども園と派遣保育士さんを担当しています。たとえばこの人に「有給休暇はいつから何日取れますか?」とか「妊娠をした場合、産休・育休をとって復帰することはできますか?」「実際に産休・育休をとった人は、みな復帰していますか?」等の質問をしてみて、さっと明快な答えが返ってくるようだったら、有給や産休・育休を利用しやすい環境(実際に取っている人がいて、対応に慣れている)だと思います。逆に、歯切れの悪い対応だったり、「確認します」と言って二度と電話をかけてこない担当さんだったら、今後も苦労する可能性大です。こびる必要はありません。他の派遣会社を検討しましょう。

ネット上で様々な派遣会社の口コミが出ていますが、私が思うにそれはあまりアテにはなりません。大事なのは、その地域の「担当さん」です。どんなに口コミの良い派遣会社でも、自分の地域の担当さんがポンコツだったら意味無いです。社内教育でどうにかなってくれればいいのですが・・・(たいていそういう人は年度末にはいなくなりますが)。それを願うより、見極めて早めにさよならしたほうがいいと思います。

子育て中の方のチェックポイント

有給の取得方法

これは、「時給50円の差」よりも大事だと思います。お休みした場合、その1日が「無給」か「有給」かってかなり大きな差ですよ。

  • いつからとれる?
  • 何日とれる?
  • いつ申請する?
  • 急な休みを有給にできる?

通常は、半年後に付与されます。

  • 週5日以上または30時間以上勤務→10日
  • 週4日(30時間以内)勤務→7日
  • 週3日勤務→5日

が法律上で決まっている日数です。これを下回ることはまずないとは思いますが・・・。(私は今の派遣会社で、6か月経過後に有給日数確認したら「9日」と言われました。1日どこ行った?)

「いつ申請するか」これも大事です。「2営業日前]とかだと、月曜日に休みたい場合は、前の週の木曜日までに申請しなければなりません。あらかじめわかっているお休みの日ならいいのですが、「子どもが熱を出した」とか「警報が出て学校に行けない」とか急な事態には困る!当日電話でも有給にしてくれる所ならいいのですが。

有給1日分の給料ってかなり大きいですからね。
「時給」で比べがちですが、「時給が50円高い」お仕事でも、有給申請が受理されず無給の休みにされてしまったら、損失大です。

有給についてばかり質問すると、「この人ホントに仕事したいの?休みたいの?」と思われると思って躊躇かもしれませんが、あとあと、働き始めてから本っ当に大事です!

サイトには「働くママを応援しています」と書いてあっても、実際に担当さんに有給のことを聞いたら、答えてくれなかったでは、本当は有給を利用しにくい環境なのかもしれません。本当の意味で、働くママの味方になってくれている会社なら、どの担当さんも有給処理ぐらい何度もしているはずですからね!総務の人じゃなくても、有給の申請方法ぐらいすらすら答えられるはずです。ぜひ、確認してみてください。

参観日など半日だけ休みたい場合に、時間単位の有給がとれるか、も大事ですね(^^)

早朝・遅番・残業

「早朝」「遅番」は、働くママには難しいので、求人が多めです。逆に、「子どもが幼稚園に行っている間だけ働きたい」と思ってもその時間帯は求人が少なめだったりします。どの程度早番や遅番ができるのかは、派遣会社にきっちり伝えておきましょう。

妊娠希望の方のチェックポイント

妊娠希望って、なかなか会社には伝えづらいですね。でも、妊娠してから「こんなはずじゃなかった。他の派遣会社にしておけばこんなことにならなかったのに」となるのは悲しいです。子どもを産んで、その後も長く働きたい。そう思うならば、そう思うからこそ、事前に確認しておきたい事項です。

そして、まだ妊娠は先かな?とりあえず結婚!って人も、意外に人生歯車が回り出したら急展開があるかもなので、頭に入れておいてほしいです。

産休・育休について

私は上の子を妊娠した時、同時期に別の派遣会社の方が妊娠していたのですが、その方は出産を機に仕事を辞めてしまいました。産休・育休をとれるかって、家計にとっては一大事です。育児休業手当は、産後半年までは給与の3分の2、その後産後1年(延長すれば2年)は給与の半分が支給されます。社会保険料も免除になります。

  • 産休・育休をとった人はいるか?
  • 産休・育休をとった人は、みな復帰しているか?
  • 急な休みをとるときに、有給を使えるか?

「妊娠後、産休を取らずに辞めた人はいるか」「産休・育休手当はいつ入るか」「どのような手続きが必要か」など挙げればきりがないですが。

とりあえず、「派遣保育士さんの中で、産休や育休をとった人はいますか?」というのは聞いてみましょう。実際その担当さんのエリアでそういう人はいなくても、別の地域でとった人がいれば、社内で話題になるはずです。

「とったひとはいない」のであれば、何らかのとりにくい環境があるのかもしれません。(妊娠を理由に解雇するのは法律違反ですが、実際に、他に理由を付けられて解雇されている女性は結構います。)
「分からない」のであれば、その担当さんは周りが見えていない人なのかもしれません。

そして「産休・育休をとった人がいるか」だけ聞くと、妊娠してすぐ休んじゃいそうな人と思われるかもしれないので、「その人たちは、その後ちゃんと復帰しているか」も聞いて、「子どもは欲しいけど、その後も子育てしながらバリバリ働きたい!!!」というのをアピールするのも忘れずに!

保育士求人を専門とする派遣会社一覧

様々な派遣会社がありますが、その中でも使いやすそうなサイトを簡単に紹介します(*^_^*)詳細はそれぞれのページで確認してください!

保育Aid

株式会社サクシードの運営する転職支援サービス。



マッチングにとても力を入れており、初めて保育士をする人が働きやすいように先輩保育士さんが丁寧に指導してくれる保育園や、入社前に体験保育ができる保育園、人間関係の良い保育園など、希望を丁寧に聞いてくれます。残業少なめな事業所内保育園、英語力不問のインターナショナル系保育園、月給高い&ボーナス高めの求人もあり、1つ1つの保育園を丁寧に紹介してくれます。

求人数(上位の都道府県)

  1. 東京・・・約1500件
  2. 神奈川・・・約500件
  3. 千葉・・・約200件
  4. 埼玉・・・約150件

東京の求人に強いのですが、地方の求人が少ないのが難点です。

事業所内保育専門の保育士求人サイト【保育バランス】や、東京に上京して働きたい保育士さんのための求人サイト【保育メトロ】を運営しています。

保育情報どっとこむ

株式会社アスカの運営する保育士求人サイト。



求人数の多さは圧倒的!登録すると、更に詳細の情報を見たり、気になる園に一括応募したりすることができます。もちろん、非公開求人もあり、転職エージェントの方から「この園どうですか?」と紹介してくれることもあります。

派遣会社との面談も会社まで行かなくても、自宅や自宅近くの喫茶店などで出張面接をしてくれます。履歴書も、派遣先の保育園に出す分は派遣会社が用意してくれます。実際に園に見学に行く際には同行もしてくれるので安心です。

求人数(上位の都道府県)

  1. 東京都・・・約4800件
  2. 埼玉・・・約1400件
  3. 大阪・・・約1200件
  4. 神奈川・・・約1200件
  5. 千葉・・・約900件

割と地方の都市でも求人を扱っています。中国やミャンマーの幼稚園の求人もあるので、もういっそのこと海外に!という方は、登録してお話を聞いてみるといいかもしれません(^O^)/

ジョブメドレー

介護系医療系の求人に強い派遣会社メドレーが運営する保育士求人サイト。



求人数(上位の都道府県)

  1. 東京都・・・約3300件
  2. 神奈川・・・約1600件
  3. 埼玉・・・約1000件
  4. 大阪・・・約900件
  5. 千葉・・・約700件

都市部の求人数では、株式会社アスカの「保育情報どっとこむ」に劣りますが、その他の地方都市の求人はやや多めです。

小規模保育や院内保育、託児所付きの保育園、短時間勤務なども充実。

「正職員」の求人も多く、採用されると15000円程度のお祝い金がもらるのが嬉しい♡(エプロンとか新調できる!)

最後に

都市部の方なら、上記3つを登録しておけば安心と思います。

問題は地方都市・・・上京するなら「保育Aid」さんなど、大手では住宅借り上げ制度や面談の日程の調節などノウハウを持っているので安心と思いますが、自宅近くで探すとなると、その地域での求人を持っているか、というのが大事になります。登録しておけば、求人が出た時に教えてくれる場合もありますが・・・。

保育士は子どもの成長にすぐそばで関わることのできる素晴らしいお仕事です!ぜひ資格を活かして働いてみてくださいね(*^▽^*)♡